【2026年5月版】定常時地殻変動補正パラメータ(pos2jgd)が公開 — 7月適用開始分をGeoCoreJPに組み込み中

前回(2026年4月版)に続き、定常時地殻変動補正(pos2jgd)の新しいパラメータが国土地理院から6/29に公開されました。今回はまず、公開された最新パラメータの内容と、前版からの位置づけを整理します。
定常時地殻変動補正(pos2jgd)とは
POS2JGD は国土地理院の定常時地殻変動補正システムで、みちびきの CLAS や PPP などで得た高精度な測位座標を、国家座標(JGD2024)と整合させるための補正です。プレート運動や地震後の余効変動による継続的なズレを、全国メッシュの補正パラメータで補います。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 元期座標 | 測地系の基準時点(測地成果2024)での位置 |
| 今期座標 | 測量を実施した実際の時点での位置 |
| pos2jgd パラメータ | 元期↔今期を変換する全国メッシュ補正量(2か月毎に更新) |
GeoConverterPro では、この補正を適用した座標系を jgd2024d として扱います。仕組みの詳細は定常時地殻変動補正(jgd2024d)とは何かをご覧ください。
2026年5月版(pos2jgd_202605)の内容
国土地理院が公開した最新パラメータの概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファイル名 | pos2jgd_202605_ITRF2020.par |
| 公開日 | 2026年6月29日 |
| 基準年月日(元期) | 2026年5月1日 |
| 適用期間 | 2026年7月1日〜8月31日 |
| 測位座標系 | ITRF2020 + GRS80(前回の2026年4月版から継続) |
前回の2026年4月版(pos2jgd_202604)の適用期間は2026年4月21日〜6月30日でした。今回の5月版は7月1日から適用が始まるため、適用期間に切れ目のないタイミングでの更新になります。pos2jgd はおおむね2か月ごとに更新される定例トピックですが、元期(基準年月日)自体は前版の2026年1月1日から2026年5月1日へと更新されており、直近の地殻変動をより新しい時点から測った値になっています。
GeoCoreJPへの組み込みが完了
このパラメータのGeoConverterPro(GeoCoreJP)への組み込みは、作業が完了しました。7月1日〜8月31日の適用期間に対応した jgd2024d 変換として、最新のパラメータが反映されています。
測位座標(ITRF2020) ── 定常時地殻変動補正(pos2jgd 202605) ──▶ 今期座標(jgd2024d)
前回版(202604)からの具体的な補正量の変化(ヒートマップでの差分比較)は、続報の記事であらためて紹介します。
まとめ
- 定常時地殻変動補正(pos2jgd)の2026年5月版(pos2jgd_202605_ITRF2020.par)が2026年6月29日に公開された。
- 基準年月日は2026年5月1日、適用期間は2026年7月1日〜8月31日で、前版(4月版、4/21〜6/30)から切れ目なく続く更新。
- 測位座標系はITRF2020+GRS80で、前版から変更はない。
- GeoCoreJPへの組み込みは完了し、4月版との差分(ヒートマップ比較)は続報の記事で紹介する。
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出典
- 国土地理院「定常時地殻変動補正サイト POS2JGD」 https://positions.gsi.go.jp/cdcs/
開発者より: アプリ・Kindle本・オープンソースの一覧は GitHub: amru195704 にまとめています。
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※ 用語について:本記事で使用している jgd2024d は、GeoCoreJP の座標変換機能名であり、一般的な正式名称ではありません。
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