【2026年度版】セミダイナミック補正パラメータ.2026 が公開 — パラメータ更新

国土地理院から 「セミダイナミック補正パラメータ.2026」が 2026年4月1日に公開されました。適用期間は 2026年4月1日〜2027年3月31日です。セミダイナミック補正用の地殻変動補正パラメータは毎年度更新されるもので、今回はその年次更新にあたります。GeoConverterPro で jgd2024c(セミダイナミック補正適用) を扱う際の前提になるため、何が変わるのかを整理します。
地殻変動補正パラメータとは
日本列島はプレート運動による地殻変動が常に進行しているため、同じ地点でも「測量した時点(今期)」と「測地系の基準時点(元期)」とで座標がわずかに異なります。この差を補正するのがセミダイナミック補正で、補正量を全国メッシュで定義したファイルが「地殻変動補正パラメータ」です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 元期座標 | 測地系の基準時点(≈ JGD2011 ≈ WGS84)での位置 |
| 今期座標 | 測量を実施した実際の年度での位置 |
| 補正パラメータ | 元期↔今期を変換するための全国メッシュ補正量 |
公共測量では、観測時点に対応する年度のパラメータを使うことが定められています。つまり 2026年度に実施する測量では「地殻変動補正パラメータ.2026」を使うのが原則です。
2026年度更新のポイント
今回のパラメータは、令和7年度の全国の標高成果の改定(測地成果2024)に対応した内容を反映しています。前年度版から地殻変動の進行分が更新されており、特に地震後の余効変動が続く地域では補正ベクトルが見直されています。
- 適用期間:2026年4月1日 〜 2027年3月31日
- 対象:セミダイナミック補正(元期↔今期の相互変換)
- 配布元:国土地理院(パラメータファイル+補間計算ソフト SemiDynaEXE)
水平位置を扱う変換では補正量は数cm〜十数cmのオーダーですが、精密な RTK 測量では無視できない差になります。
GeoConverterPro での扱い
GeoConverterPro の jgd2024c は、このセミダイナミック補正を適用した座標系です。アプリ内では最新世代のパラメータに基づいて補正を行うため、利用者が手動でファイルを差し替える必要はありません。GPS で取得した WGS84 座標をそのまま元期座標として入力し、jgd2024c を選べば今期座標が得られます。
WGS84(GPS) ≒ 元期座標 ── セミダイナミック補正(2026) ──▶ 今期座標(jgd2024c)
年度をまたいで継続する測量では「どの年度のパラメータで処理した座標か」を記録しておくと、成果の整合性を保てます。
まとめ
セミダイナミックパラメータは毎年4月に更新される定例トピックです。2026年度版(適用 2026/4/1〜2027/3/31)は標高成果改定を踏まえた内容で、jgd2024c を使う現場では今期の補正前提が一段新しくなりました。仕組みそのものは下記の記事で詳しく解説しています。
参考:国土地理院「プレート運動による地殻変動の補正」 https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/semidyna.html
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※ 用語について:本記事で使用している jgd2024c・jgd2024d は、GeoCore の座標変換機能名であり、一般的な正式名称ではありません。
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