【2026年5月版】定常時地殻変動補正パラメータ(pos2jgd)— 4月版からの変化をヒートマップで見る

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定常時地殻変動補正パラメータ pos2jgd 2026年5月版と4月版の比較

【2026年5月版】定常時地殻変動補正パラメータ(pos2jgd)— 4月版からの変化をヒートマップで見る

前回の記事「【2026年5月版】定常時地殻変動補正パラメータ(pos2jgd)が公開」で、定常時地殻変動補正パラメータの2026年5月版(pos2jgd_202605_ITRF2020.par)が公開され、GeoCoreJPへの組み込みを進めていることをお伝えしました。組み込み作業が完了したので、2026年4月版の記事と同じ形式で、4月版からの変化をヒートマップで確認します。


おさらい:定常時地殻変動補正(pos2jgd)とは

POS2JGD は国土地理院の定常時地殻変動補正システムで、みちびきの CLAS や PPP などで得た高精度な測位座標を、国家座標(JGD2024)と整合させるための補正です。GeoConverterPro では、この補正を適用した座標系を jgd2024d として扱います。仕組みの詳細は定常時地殻変動補正(jgd2024d)とは何かをご覧ください。

元期(基準年月日) 適用期間
2026年1月版(pos2jgd_202601) 2025-10-01 2025/12/1〜2026/3/31
2026年4月版(pos2jgd_202604) 2026-01-01 2026/4/21〜6/30
2026年5月版(pos2jgd_202605・最新) 2026-05-01 2026/7/1〜8/31

ヒートマップで見る 4月版 → 5月版の変化

定常時地殻変動補正量(総水平補正量)を全国で可視化したヒートマップです。

pos2jgd 2026年5月版 総水平補正量

最大補正量は約2.70mで、4月版とほぼ同じ水準です。前回と同様、最大値が現れるのは沖縄・南西諸島の南西端(与那国島付近)で、この1点の値が版をまたいでもほぼ変わらないため、全体の最大値だけを見ても違いは分かりません。差分ヒートマップで、実際にどこが変化したかを確認します。

差分で見る — 4月版からの変化量

pos2jgd 2026年5月版−4月版 差分

差分(|Δ|、全国21,134メッシュ点)の統計は次のとおりです。

成分 平均 中央値 標準偏差 最小 最大
緯度差 dB 0.002m 0.003m 0.004m −0.023m 0.024m
経度差 dL 0.012m 0.012m 0.007m −0.008m 0.033m
高さ差 dH 0.003m 0.002m 0.004m −0.012m 0.023m
総水平差 0.013m 0.013m 0.006m 0.004m 0.041m

変化が最も大きいのは、前回(1月版→4月版)と同様に東北地方太平洋側(岩手県沖・約40°N, 141〜142°E)で、最大約4.1cmの差が生じています。ほかに、隠岐諸島付近(約36°N, 133°E)や宮古島付近(約25°N, 125°E)にも局所的にやや大きい差が見られます。

前回(1月版→4月版、元期で3か月分)の最大差分は全国で約9cmでしたが、今回(4月版→5月版、元期で4か月分)は最大でも約4.1cmと、期間あたりではむしろ小さめの変化でした。東日本大震災の余効変動は時間の経過とともに徐々に減衰していく性質があるため、単位期間あたりの変化量が小さくなってきている可能性がありますが、これは1回の比較から確定的に言えることではありません。


GeoConverterProでの反映状況

pos2jgd_202605 のGeoCoreJPへの組み込みは完了しました。GeoConverterPro の jgd2024d は、この最新パラメータに基づいて補正されます。利用者側で設定を変更する必要はありません。

測位座標(ITRF2020) ── 定常時地殻変動補正(pos2jgd 202605) ──▶ 今期座標(jgd2024d)

まとめ

  • 定常時地殻変動補正パラメータの2026年5月版(pos2jgd_202605)のGeoCoreJPへの組み込みが完了し、GeoConverterProに反映された。
  • 4月版との差分は、東北地方太平洋側を中心に最大約4.1cm。全体としては前回(1月版→4月版)の変化量(最大約9cm)より小さい。
  • 最大補正量(約2.70m、与那国島付近)はほぼ変わらないため、版どうしの違いは差分マップでの確認が必要。

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出典

  • 国土地理院「定常時地殻変動補正サイト POS2JGD」 https://positions.gsi.go.jp/cdcs/

開発者より: アプリ・Kindle本・オープンソースの一覧は GitHub: amru195704 にまとめています。


お願い
本記事の情報は参考目的で掲載しており、正確性・完全性を保証するものではありません。誤記・不正確な情報がございましたら、コメント欄よりご指摘いただければ、確認のうえ修正いたします。


※ 用語について:本記事で使用している jgd2024d は、GeoCoreJP の座標変換機能名であり、一般的な正式名称ではありません。


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