座標変換結果の国土地理院サイトで検証

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JGD2024Bから東京測地系19系への変換を国土地理院サイトで照合する

国土地理員と比較

GeoConverterPro の JGD2024B→東京測地系19系ログに、国土地理院の各サイトで手作業で比較した結果を追記しました。

ここで重要なのは、この比較が自動照合ではないことです。実際に国土地理院の該当ページを開き、

  1. ジオイド高を確認する
  2. PatchJGD で地震補正を逆算する
  3. TKY2JGD で Tokyo 側の緯度経度を確認する
  4. 平面直角座標への換算結果を確認する

という手順を、地点ごとに手動で突き合わせています。

今回比較した地点は次の 3 か所です。

  • 熊本県(宇土市付近)
  • 石川県(穴水町付近)
  • 新潟県(柏崎市付近)

元ログはそのまま開けます。


結論

今回の手動比較で確認したかったのは、次の 3 点です。

  1. GeoConverterPro の各座標変換ステップは、国土地理院サイトの結果と整合するか
  2. 誤差が出るとしても、実用上どの程度に収まるか
  3. この一連の変換を毎回手作業でやるのがどれだけ大変か

結論から言うと、GeoConverterPro の計算結果は国土地理院サイトの結果と非常に近く、今回追記した比較値ベースでは最大でも 2 mm 程度の差に収まるレベルでした。

ログには GeoConverterPro 側が 0.001m や小数 8 桁、国土地理院側が 0.0001m や小数 9 桁で出てくる箇所があるため、最後の桁は丸め差として読む必要があります。それでも、各段を見比べると GeoConverterPro が十分に高い精度で計算できていることは読み取れます。

そして何より、この比較を手作業でやるのはかなり面倒です。複数サイトを開いて、途中段の値まで確認して、最後に平面直角座標へ落とす流れを毎回人力でたどるのは現実的ではありません。Geo アプリなら、この一連の変換と確認を瞬時に実行して、そのままログとして残せます


何を手作業で比較したのか

今回の比較は、ログに出てくる主要な 4 つの段を、国土地理院の該当サイトで一つずつ確認する形です。

比較対象 手作業で見たサイト ログ中の表記
JGD2024B 側ジオイド高 ジオイド2024 国土地理院(ジオイド2024)
Tokyo 側ジオイド高 日本のジオイド2011 国土地理院(日本のジオイド2011)
地震補正の逆算結果 PatchJGD 国土地理院(PatchJGD 逆)
Tokyo 緯度経度と平面直角座標 TKY2JGD / 平面直角座標への換算 国土地理院(TKY2JGD 世界->日本)、国土地理院(平面直角座標への換算:日本測地系)

つまり今回のブログは、「GeoConverterPro が自分で自分を正しいと言っている」話ではありません。国土地理院の公的な変換結果を人の手で確認し、その比較値をログに残したという話です。


熊本県(宇土市付近)

解説

熊本県(宇土市付近)は、2016年熊本地震の補正を 1 回外したあとに TKY2JGD と第2系投影へ進むので、今回の手動比較の中では最も分かりやすい例です。

GeoConverterPro と国土地理院の値を左右に並べると、PatchJGD 逆、TKY2JGD 逆、平面直角座標のいずれも最後の丸め桁だけが違う程度で、計算の向きと結果はきれいに一致しています。

GeoConverterPro結果 国土地理院結果
ジオイド2024: 32.897 m ジオイド2024: 32.8972 m
ジオイド2011: 32.790 m 日本のジオイド2011: 32.7896 m
2016年熊本地震逆後 緯度: 32.65415849° 2016年熊本地震逆後 緯度: 32.654158486
2016年熊本地震逆後 経度: 130.68023320° 2016年熊本地震逆後 経度: 130.680233200
TKY2JGD逆後 緯度: 32.65077353° TKY2JGD逆後 緯度: 32.650773536
TKY2JGD逆後 経度: 130.68256292° TKY2JGD逆後 経度: 130.682562917
第2系 X: -38677.261 m 第2系 X: -38677.2608 m
第2系 Y: -29775.377 m 第2系 Y: -29775.3773 m

石川県(穴水町付近)

解説

石川県(穴水町付近)は、2024年能登半島地震だけでなく、2011年東北地方太平洋沖地震と 2007年能登半島地震までさかのぼって比較する必要がありました。手作業でこれを追うのはかなり面倒ですが、だからこそ GeoConverterPro のログ価値が出ます。

GeoConverterPro のログでは、各段の出力の直下に国土地理院の比較値を置けるため、途中段の中間座標までそのまま照合できます。最終の Tokyo 緯度経度と第7系座標まで含めて、丸め差レベルで読み比べられます。

GeoConverterPro結果 国土地理院結果
ジオイド2024: 37.644 m ジオイド2024: 37.6438 m
ジオイド2011: 37.552 m 日本のジオイド2011: 37.5514 m
2024年能登逆後 緯度: 37.21499812° 2024年能登逆後 緯度: 37.214998122
2024年能登逆後 経度: 136.90700939° 2024年能登逆後 経度: 136.907009389
2011年東北逆後 緯度: 37.21499937° 2011年東北逆後 緯度: 37.214999364
2011年東北逆後 経度: 136.90700440° 2011年東北逆後 経度: 136.907004400
2007年能登逆後 緯度: 37.21499904° 2007年能登逆後 緯度: 37.214999044
2007年能登逆後 経度: 136.90700559° 2007年能登逆後 経度: 136.907005592
TKY2JGD逆後 緯度: 37.21201968° TKY2JGD逆後 緯度: 37.212019675
TKY2JGD逆後 経度: 136.91001625° TKY2JGD逆後 経度: 136.910016250
第7系 X: 134501.241 m 第7系 X: 134501.2411 m
第7系 Y: -22776.313 m 第7系 Y: -22776.3127 m

新潟県(柏崎市付近)

解説

新潟県(柏崎市付近)は、2024年能登半島地震の補正は小さい一方で、2007年中越沖地震と 2011年東北地方太平洋沖地震まで含めて見ないと全体像が分かりません。手作業では途中でどの値を見ているのか迷いやすい地点です。

それでも GeoConverterPro のログなら、どの段の値なのかを明示したまま比較できます。複数の補正をまたいでも、GeoConverterPro と国土地理院の値はかなり近く、精度の高さを確認しやすい例です。

GeoConverterPro結果 国土地理院結果
ジオイド2024: 39.107 m ジオイド2024: 39.1070 m
ジオイド2011: 38.996 m 日本のジオイド2011: 38.9944 m
2024年能登逆後 緯度: 37.36999990° 2024年能登逆後 緯度: 37.369999900
2024年能登逆後 経度: 138.55600034° 2024年能登逆後 経度: 138.556000336
2011年東北逆後 緯度: 37.37000102° 2011年東北逆後 緯度: 37.370001022
2011年東北逆後 経度: 138.55599250° 2011年東北逆後 経度: 138.555992497
2007年中越沖逆後 緯度: 37.36999980° 2007年中越沖逆後 緯度: 37.369999794
2007年中越沖逆後 経度: 138.55599378° 2007年中越沖逆後 経度: 138.555993786
TKY2JGD逆後 緯度: 37.36698644° TKY2JGD逆後 緯度: 37.366986439
TKY2JGD逆後 経度: 138.55917153° TKY2JGD逆後 経度: 138.559171531
第8系 X: 151667.162 m 第8系 X: 151667.1623 m
第8系 Y: 5240.385 m 第8系 Y: 5240.3847 m

最大誤差をどう見るか

解説

今回の比較は手作業です。しかも、GeoConverterPro 側と国土地理院側では表示桁がそろっていない箇所があります。そのため、ここで重要なのは「完全一致しているか」ではなく、どの程度の差に収まっているかです。

今回追記した比較値を見る限り、GeoConverterPro と国土地理院サイトの差は、ほとんどが丸め差レベルで、最大でも 2 mm 程度に収まると見てよい内容でした。

このレベルまで近いなら、GeoConverterPro の計算結果は実用上かなり高い精度だと言えます。むしろ大変なのは、その精度を人手で毎回検証する作業のほうです。

観点 読み方
地理座標 小数 8 桁と小数 9 桁の差は、最後の丸め桁を含む
高さ 0.001 m 表示と 0.0001 m 表示の差は、サブミリから最大でも 2 mm 程度で読める
平面直角座標 0.001 m 表示どうしなら、ミリメートル級の差として比較できる

手作業は面倒、Geo アプリなら瞬時

国土地理院のサイトで 1 段ずつ比較する作業は、検証としては意味がありますが、日常的な運用には向きません。

  • 地点を入れる
  • 該当サイトを開く
  • 中間段の値を拾う
  • 次のサイトへ持っていく
  • 最後に Tokyo と平面直角座標まで確認する

これを 3 地点分、しかも複数段で繰り返すのはかなり手間です。

Geo アプリなら、この一連の変換を瞬時に実行し、その過程をログとしてまとめて可視化できます。補正の順序、4隅補正値、最終座標、さらに比較用の値まで残せるので、現場では「計算の速さ」と「説明のしやすさ」を両立できます。

つまり今回の手動比較で分かったのは、GeoConverterPro の精度だけではありません。本来は面倒な検算作業を、Geo アプリならほぼ一瞬で終えられるという、実務上のメリットもはっきり見えました。


まとめ

今回の比較は自動照合ではなく、国土地理院サイトを使った手動検証です。そのうえで、GeoConverterPro の各計算段は国土地理院の結果と非常に近く、今回追記した比較値ベースでは最大でも 2 mm 程度の差に収まるレベルでした。

そして、この比較を人力で毎回やるのは大変です。Geo アプリなら、JGD2024B から東京測地系19系への変換を一瞬で実行し、しかも途中段まで確認できるログを残せます。

精度の高さと、作業時間の短縮。その両方を同時に実感できるのが、今回の国土地理院手動比較ログの価値です。


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