JGD2024がEPSGに登録された — コードで見る日本の座標系と19系

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JGD2024がEPSGに登録された — コードで見る日本の座標系と19系

JGD2024とEPSGコードで見る日本の座標系

GIS やソフトウェアで座標系を扱うとき、内部では EPSGコード という番号で座標参照系(CRS)を指定します。日本測地系2024(JGD2024)は EPSG への追加申請が行われ、2026年4月の EPSG Dataset v12.055 で登録されました。座標変換を扱う GeoConverterPro(GCVP)の視点で、EPSGコードと日本の座標系の対応を整理します。


そもそも EPSG コードとは

EPSG コードは、地理座標系(緯度経度)や投影座標系(平面直角座標など)を一意に識別する国際的な番号体系です。ソフト間でデータを受け渡すとき、「この座標は何系の何測地系か」を番号ひとつで伝えられるため、座標変換の取り違えを防ぐ共通言語になります。

測地系 地理座標系(緯度経度) 備考
日本測地系(旧Tokyo) EPSG:4301 旧日本測地系
JGD2000 EPSG:4612 世界測地系(測地成果2000)
JGD2011 EPSG:6668 測地成果2011
JGD2024 EPSG Dataset v12.055 で追加 測地成果2024

具体的なコード番号はお使いのソフトの対応版で確認してください。本記事は対応の方向性を示すもので、個別番号の正確性を保証するものではありません。


平面直角座標系は「19系」まで

注目したいのは平面直角座標系との複合座標系です。JGD2011 では13系までしか登録されていませんでしたが、JGD2024 では19系まで登録されました。日本の平面直角座標系は全国で1〜19系に分かれており、これでようやく全系がコードで扱えるようになります。

平面直角座標系 全19系の区分

GeoConverterPro は以前から TOKYO~JGD2024/b/c/d と平面直角19系の変換に対応しており、EPSG登録はその扱いを GIS 側でも素直に表現できるようになる、という意味を持ちます。系の選び方そのものは別記事の平面直角座標系ガイドにまとめています。


「定義は変わらない、名称をそろえた」点に注意

混同しやすいのですが、測地成果2024は測地系の定義を変えるものではありません。世界測地系(ITRF / GRS80楕円体)に基づく枠組みは JGD2011 と同じで、水平位置の緯度経度・平面直角座標の数値も JGD2011 から引き継いでいます。名称を「測量成果」と統一するための変更、という位置づけです。

一方で 標高は2025年4月に改定され、その基準系が日本測地系2024とされました。つまり「水平はほぼ据え置き、高さは改定」という非対称があるため、EPSGコードで CRS を指定する際も、水平と高さの基準を別々に意識すると取り違えが減ります。


まとめ

  • JGD2024 は2026年4月の EPSG Dataset v12.055 で登録された
  • 平面直角座標系は 13系→19系 まで複合座標系が登録された
  • 測地系の定義は JGD2011 から不変、水平成果も引き継ぎ。名称統一が主旨
  • ただし 標高は2025年4月改定。水平と高さの基準は分けて考える

出典

  • EPSGに登録された JGD2024(Qiita) https://qiita.com/tohka383/items/df184ae9860b7af4a63c
  • 国土地理院「日本の測地系」 https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/datum-main.html
  • ArcGISにおける「日本測地系2024(JGD2024)」への対応について(Esri) https://blog.esrij.com/2025/04/25/post-64166/

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