GeoConverterPro 機能解説:ConversionView(座標変換画面)
GeoConverterProの核となる「ConversionView(座標変換)」は、複数の測地系を一画面で同時に計算・比較し、現場での迅速な意思決定をサポートする強力な変換ツールです。
📍 主な機能
1. 柔軟な入力モード(現在地 vs 手動入力)
シーンに合わせて、変換の起点となる座標を2つのモードから選択できます。
- 現在地モード: GPS/GNSSから取得したリアルタイムの現在地を変換。移動しながら周囲の座標を即座に確認できます。
- 手動入力モード: 既存の図面や資料にある数値を入力して変換。緯度経度(10進/度分秒)だけでなく、平面直角座標(X, Y)からの逆変換にも対応しています。
2. 測地系の「一括」同時変換
基準となる座標から、最大13個の異なる座標系への同時変換結果をリスト表示します。
- 必須表示: WGS84(基準)および主要な選択座標系。
- 追加表示: JGD2011, JGD2024(A〜D), 東京測地系などを自由に追加可能。 これにより、例えば「この場所のJGD2011座標とJGD2024座標の差」を一目で比較できます。
3. 多彩な表記フォーマットへの対応
ユーザーの好みに合わせ、各カードの表示形式を切り替えられます。
- 地理座標: 10進度数(例: 35.6812度)または度分秒(例: 35° 40’ 52")。
- 平面直角座標: 日本独自の19の座標系(系番号)をすべてサポートし、X/Y座標(メートル単位)で表示。
4. 高度な補正計算
リスト内の各カードでは、最新の補正パラメータに基づいた精密な計算が行われます。
- ジオイド高補正: ジオイド2011/2024に基づき、楕円体高と標石高(標高)を算出。
- 系番号の自動管理: 平面直角座標系では、各行ごとに独立して系番号(1系〜19系)を設定・保持できます。
5. データの保存と共有
変換結果を無駄にしません。
- 保存機能: 現在表示されているすべての変換結果を、タイムスタンプ付きでCSV形式等に記録可能。
- 一括設定保存: よく使う座標系の組み合わせ(追加した行の構成)をアプリに保存し、次回起動時も同じセットアップで作業を再開できます。
💡 ConversionViewの使いこなし術
- 平面直角座標の「逆引き」に: 手動入力モードで「JGD2011 9系」を選択し、X/Yを入力すれば、即座にWGS84の緯度経度が算出されます。
- 改定工事の検証に: JGD2011とJGD2024を並べて表示。最新の測地系改定によって、特定の地点が数センチ〜数十センチどう動いたのかを現場で即座に特定できます。
